2007年05月28日

「朝令暮改」

 「農民の生活は苦しい上に水害や干害に見舞われ、必要以上の租税を臨時に取り立てられ、朝出された法令が、夜には改められるといった有り様」と役人を批判する故事成語の「朝令暮改」。命令や方針が絶えず改められ、あてにならないことの例えだ。

 五年前に完全移行した学校週五日制について土曜日の授業の一部を復活させようという案が、政府の教育再生会議の中で出ている。

 子どもたちが家庭や地域で過ごす時間を増やすことで社会や自然体験が充実できる、と文部科学省が推し進めてきた週休二日の見直しだ。

 「詰め込み教育」が非難され、「ゆとり教育」へとかじを切った。それと相まって週五日制は進んだ。結果、授業時間や学習内容は大幅に削減され、学力低下を懸念。その責任を押し付けられてしまったようだ。

 学校開放など休日の子どもの居場所づくりは行われている。が、文科省が見込んだ子どもたちの体験の充実にはつながってはいない側面もある。一方で土、日の休日は家庭生活の中に定着しつつあり、元に戻せるのだろうか。

 ころころと方針が変わるようであれば迷惑するのは子どもたちだ。教育は「100年の大計」といわれる。学力を高める施策に知恵を出したい。

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  • 2007年06月03日 15:26
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